Why now
クラウドLLMをそのまま使えば、何が外に出たのか誰にも分かりません。 かといって禁止すれば、社員は個人のアカウントで使い続けます。 必要なのは、通す道を一本に絞り、その道に検査を置くことです。
顧客情報、ソースコード、APIキー。何を送ってよいかの判断が、社員一人ひとりに委ねられています。
誰がどのモデルをどれだけ使ったのか記録がなく、予算の見通しも、超過時の歯止めも立ちません。
監査やインシデント調査で「いつ誰が何を送ったか」を求められたとき、答えられる材料がありません。
EU AI Act は2026年8月から本格適用され、日本でも2025年成立のAI推進法により、 社内でのAI利用ルールの整備が求められる段階に入っています。 大手企業は自社基盤でこれに対応していますが、同じ投資を前提としない選択肢が必要です。
How it works
送信内容をリアルタイムに解析し、機密情報をプレースホルダーへ置き換えてからLLMへ中継します。 応答が返るときは自動で元の値に戻すため、利用者は保護を意識せずに使えます。
ブラウザ / VS Code / 業務アプリ。普段どおりに使うだけで、通信は自動的にアプライアンスを経由します。
監査ログ、コスト、ポリシーを一つの画面で確認します。監査画面での復元も、この内側で行われます。
通信を終端して内容を検査します。インスペクション用のCA証明書と秘密鍵は、アプライアンス内で生成・保管します。
NER・正規表現・辞書照合の3方式と信頼度フィルタで検出。添付ファイルはOCRとOffice文書解析まで行います。
置換タグと実際の値の対応表です。この対応表は境界の外へ送信しません。復元できるのは、この対応表を持つ社内のアプライアンスだけです。
ツールの実行はすべてこの内側で行われます。LLMには置換済みのスクリプトのみを生成させ、実際の値を入れるのは社内での実行時だけ。PPTX / DOCX を機密の越境なしで生成します。
プロンプトの組み立て、会話履歴、自動要約、コスト集計を担います。ここに保存される会話は、すべて置換済みの状態です。アプライアンスが故障しても会話が失われないよう、履歴はこちらで保持します。
貴社が契約済みのLLMをそのまま使う BYO-LLM と、当社の契約で利用する LLM込み(従量課金) から選べます。Amazon Bedrock / Azure OpenAI ほかに対応。入力が学習に使われない条件は、各クラウドとの契約で担保されます。
検出は完全ではありません。だからこそ、置換処理に失敗した場合は外部へ送信しない設計にしています。 構成の詳細、データの保存先とリージョン、保持期間、削除の手順については、 個人情報の委託先としてご確認いただける資料をご用意しています。
Features
機密情報を自動で検出し、置換します。同じ会話の中では同じ語に同じタグを割り当てるため、AIは文脈を保ったまま回答できます。検出ルールは管理画面から変更でき、再デプロイは不要です。
いつ、誰が、どのモデルに、何を送ったかを記録します。監査画面では復元した内容も確認できます。復元はアプライアンス内で行われ、CSVで書き出せます。
部署・役職・プロジェクトの単位で、使えるモデルと利用ルールを管理します。全社で一つのルールを適用することも、部門ごとに変えることもできます。
トークンと費用をリアルタイムに集計します。予算の超過が近づいたときのアラート、上限に達したときの利用停止も設定できます。要約やタイトル生成の呼び出しも記録に含まれます。
会話が長くなると履歴の送信でトークンが膨らみます。一定のターン数を超えた時点で過去のやりとりを要約し、文脈を保ったまま入力を圧縮します。
標準の5アプリに加えて、社内システムや MCP 対応の SaaS をツールとして登録できます。誰がいつどのツールを呼び出したかも記録に残り、認証情報はアプライアンス内で管理します。
Tools
AIが自分で道具を使い、「調べる・作る・探す・読む」をこなします。 ツール実行基盤と標準アプリは、すでに提供中です。 実行はすべてアプライアンス内の専用領域で行われ、呼び出しの履歴は監査ログに残ります。
天気・ニュース・製品情報などをネット検索し、その結果をもとに回答します。学習データにない「いまの情報」に対応できます。ご利用には BRAVE Search API の契約が別途必要です。
PowerPoint・Word・Excel ファイルを生成し、ダウンロードリンクを提供します。「この内容で議事録を Word に」がそのまま形になります。
大量のファイルの中から必要なものを探します。ZIPの圧縮・解凍、ファイル検索(find)、文字列検索(grep)に対応。サンドボックス内の指定フォルダだけを対象に実行します。
Word・Excel・PDF から文字を取り出し、AIが読める形にします。紙をスキャンした画像や PDF からも、OCR で文字を読み取れます。
動画・音声のメタデータ取得、音声の抽出、フレーム画像の切り出し、区間の切り出しに対応します。画像のリサイズとフォーマット変換も行えます。動画の内容を解析させることもできます。
上記に加えて、御社の業務に合わせたツールの設計・開発も当社がご一緒します。認証・権限・監査・置換は基盤側にあるため、業務のロジックだけを作れば動きます。
Beyond chat
5つの標準アプリは出発点です。この基盤の上に、御社の業務に合わせたツールを追加できます。 入力の様式が決まっている書類の作成、社内システムへの問い合わせ、繰り返し発生する定型作業。 まず1つ、いま最も時間がかかっている作業からご一緒に自動化します。
いま 過去の見積を Excel から探し、コピーして数字を直しています。
これから 「A社向けに、前回と同じ条件で」と伝えるだけ。顧客名や単価は社内に残したまま作れます。
いま 過去のやりとりを探し、担当者が文面を一から書いています。
これから 対応履歴をもとに下書きを作成。担当者は内容を確認して送るだけです。
いま 紙と PDF を1枚ずつ目視で照合しています。
これから 文書読み取りアプリが数字を取り出し、差異のある行だけを一覧にします。
いま どのファイルに書いてあるか分からず、詳しい人に聞いています。
これから 「出張費の精算期限は?」と聞けば、根拠の箇所を示して答えます。
認証・権限・監査ログ・機密情報の置換は、すでに基盤側にあります。業務のロジックだけを作ればよいため、短期間で形になります。 業務の洗い出しから運用開始まで当社が一緒に進めます。費用は内容に応じて個別にお見積りします。
Roadmap
開発中の製品です。現時点で何ができ、何がこれからなのかを明記します。
テキストでの対話、機密情報の検出と置換、応答時の復元、監査ログ、ポリシー制御、コスト管理、会話の自動要約。ストリーミング応答と会話履歴に対応しています。
管理画面からのツール登録と実行記録、サンドボックス実行環境。情報検索・Office生成・ファイル操作・文書読み取り・メディア処理の5アプリを標準で同梱します。
利用者の手元の環境とアプライアンスを安全につなぐ仕組みです。ローカルのフォルダやリポジトリを、外へアップロードすることなくAIの作業対象にできます。あわせて VS Code 拡張を提供し、コードの生成・修正・レビューをエディタの中で完結させます。Codex と同等の使い勝手を、監査ログと機密情報の置換を効かせたまま実現します。
LocalBridge を土台に、社内で動かすLLMを接続先として選べるようにします。用途に応じてクラウドと社内のモデルを使い分け、外部へ一切出せない業務にも同じ統制のまま対応します。
Screens
※ 画面は開発中のものです。仕様・デザインは変更となる場合があります。
Who it's for
提供形態はアプライアンスです。費用は、初期導入費用(設置・初期設定・検出ルールの初期チューニング・管理者研修)と、ユーザー数に応じた月額料金の2本立て。標準の5アプリ、監査ログの保管、平日のサポートが含まれます。
これに AI 利用料が加わります。既存のクラウド契約をそのまま使う BYO-LLM なら、当社へのお支払いは発生しません。当社の契約で利用する LLM込み の場合は、使った分だけの従量課金です。予算超過のアラートと、上限に達したときの自動停止も設定できます。
具体的な金額、PoC、導入スケジュールについてはお問い合わせください。
Contact
PoC、お見積り、展示会でのデモのご依頼など、お気軽にご連絡ください。担当よりご案内いたします。